■ ID | 856 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 高分子製品由来の紫外線吸収剤の水環境汚染の実態 |
■ 著者 | 亀田豊
埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)日本水環境学会 |
■ 出版年 | 2008 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第43日本水環境学会年会、平成20年3月18日 |
■ 抄録・要旨 | 近年、紫外線吸収剤の水環境中汚染について関心が高まりつつある。しかし、これらに関する報告は市場で流通している紫外線吸収剤の一部である。現在使用されている紫外線吸収剤は分子構造の観点から、ベンゾトリアゾール系を初め、フェニルサリシレート系、ベンゾフェノン系、ベンゾエート系などいくつかのグループがあり、その物性や毒性が異なることが予想される。したがって、今後は、紫外線吸収剤の水環境汚染やその生態影響の検討には、物性の異なるこれらの紫外線吸収剤を幅広く対象とし、物性別の評価という観点が必要かもしれない。
本研究では、国内外で現在使用が予想される紫外線吸収剤の環境中濃度把握のための多成分同時分析手法を確立した。さらにこの方法を用いて現在、埼玉県内の河川や湖沼を中心に紫外線吸収剤の水環境中濃度を調査している。本発表ではその途中経過を発表する。 |
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